52 歳にしてリターンライダーとなり、ハーレーを購入。
バイクグッズ、用品をゼロから揃える事になりました。
今回は、ヘルメットの次に大事だと思われるのがジャケット。
いったいどんなジャケットを選べば良いのでしょうか?
ジャケット選びで大切なこと
怪我を防止する機能を有している事
車だとエアバッグが体を守ってくれます。
しかしバイクは体がむき出しの乗り物なので、体が道路に投げ出されてしまいます。
頭はヘルメットで保護されていますが、その他の部分はプロテクターを着けていなければ運を天に任せるしかありません。
それだとさすがに怖いので最低限のプロテクターは着けたい所ですが、装着が面倒、格好悪いなどデメリットも多いです。
そこで重宝するのがライダー用のジャケットです。
肘、肩、背中、胸などにプロテクターを装備している(もしくは装備できる)ものは、羽織るだけで装着完了ですので、面倒ではありません。
街乗りならまだしも、遠出をする時にはライダー用のジャケットを着たほうが良いでしょう。
動きやすい事
ライダー用のジャケットはプロテクターが装着されています。
そのプロテクターがきちんと所定の位置に収まるかが重要です。
微調整できるかもしれませんが、サイズには注意して選びましょう。
また、サイズ選びの際にはライディングスタイルをとった時のフィット感が重要です。
サイズ確認用のフェイクバイクが置いているお店では着た後にまたがってみることをオススメします。
バイクの運転は、そんなに大きな動きはないかもしれませんが、とっさに反応しなければならない時に備えて、動きやすいものを選びましょう。
格好良い事
安全で動きやすくても、格好悪いのは NG ですね。(それで良い人もいるかも?)
何が格好良いのかには個人差がありますが、いかにもバイク用というものから、普通のおしゃれなジャケットに見えるものまで多くの種類が出ています。
自分のスタイルに合わせて、気に入ったブランドから、気に入ったものを選びましょう。
ジャケットの種類
ライダー用のジャケットは多くのメーカーから販売されていますが、私の私見では大きく二つに別れます。
ナイロン製ジャケット
フルメッシュジャケット(真夏用):
真夏は暑いので半袖で運転したい所ですが、プロテクターむき出しは格好悪い。
また、日差しが強く日焼け対策のためにも長袖を着用したい。
そんな時にはフルメッシュのジャケットが最適です。
長袖なので日焼け対策にもなり、プロテクターも入っているので安全です。
また、生地の部分がフルメッシュなので走れば風が入り、快適です。
3シーズンジャケット(春夏秋用 or 秋冬春用):
フルメッシュと違い、メッシュと普通の生地のハイブリッドになっています。
春夏秋用と秋冬春用ではベースとなるジャケットが、夏用か春夏秋用かで違います。
ともにインナーで寒さ対策をする事には変わりありませんが、メッシュの割合、生地の厚さなどが違います。
冬用ジャケット(真冬用):
冬用ジャケットは気温対策と並んで風対策が重要です。
生地自体が風を通しにくいもので有ることはもちろん、首、手首などの部分が風をしっかりガードする構造になっています。
起毛や中綿など蓄熱効果が高い素材が使われているものも多いですが、それでも寒い場合に重ね着ができるようにゆったりとしたデザイン、サイズを選びましょう。
レザージャケット
バイク乗りの憧れがレザージャケット。
確かに防風効果は高いですが、保温性などはナイロン製の冬用ジャケットには敵いません。
秋口~初冬、短時間の街乗りには良いかもしれませんが、冬のロングツーリング、真冬には不向きかもしれません。
格好を重視して苦痛になってもしかたがないので、着用する場面を選ぶ必要があります。
※ メッシュになっている春夏秋用のレザージャケットもありますが、自分としては、そこまでしてレザーを着る必要性を感じなかったので割愛しました。
主要ジャケットメーカー
RSタイチ
1975年、モトクロス選手であった吉村太一氏がライダーススポットとして創業した、大阪に本店を持つ国内バイクウェアメーカーです。
当時は「同じ価値観を持つライダーたちとバイクの楽しさを分かち合えることができたらいいな」という思いがあり、ライダーが集まれる場所として作られたようです。
その後、プロレーサーであった経験も活かし、日常で使用するウェア意外やレース用ウェアなど、様々な製品を開発しています。
バイクウェアの中ではロゴが小ぶりで、街中でもきれるような、かなりおしゃれなメーカーです。
もちろん機能的にはまったく問題はありません。
街乗り用に一着持っておきたい、そんなメーカーです。
コミネ
東京新宿区にある会社、株式会社コミネが提供するブランドで、創業は古く1947年。
自転車のタイヤと卸業から始まり、オートバイ本体の制作も経て、バイクウェアも手がけるようになった。
とにかくコストパフォーマンスにずば抜けた製品を提供するメーカーです。
特徴は、胸プロテクターまで標準装備されている事です。(すべての製品ではないかも?)
いわば、バイクウェア界のユニクロ的な存在です。
ただし、メーカーロゴが比較的大きいものが多いので、気になる人は敬遠するかも?
比較的ロゴの小さいものを選べば、安くおしゃれなジャケットが手に入ります。
ゴールドウィン
主にスキーやスノーボード、登山用などのスポーツウェアを手がけている株式会社ゴールドウィンのバイクウェアブランド。
正確には GOLDWIN MOTORCYCLE というブランド名になる。
創業は1951年、富山県で株式会社津澤莫大小(メリヤス)製造所を設立し、その後社名を株式会社ゴールドウインに改めた。
ゴールドウィンと言えば、スポーツメーカーとして知る人ぞ知るメーカー。
作りもしっかりしており、機能的に問題ありません。
わりとスッキリしたデザインが多く、ロゴも小さめなので、いかにもバイクウェアというのが苦手な人にオススメ。
クシタニ
1947年、夫婦 2 人で創業した革製品製造販売店が前進の静岡県浜松市の企業。
国内の二輪メーカーからレース用のツナギの制作依頼を受けたのが、バイクウェアを作成し始めたきっかけとなる。
現在ではレザー製品のほか、ナイロンなどを使用した一般的なバイクウェアを展開している。
革製品からスタートしていることもあり、革ジャケットの品質は良いと思われる。
ものは良いかもしれないが、ファッション性はイマイチか?
オーソドックスなスタイルを求める、高い年齢層には受けるのかもしれない?
SIMPSON
正式な社名は「Simpson Performance Products」で、1959年にビル・シンプロンによって創業された、アメリカテキサスに本社を構える企業。
シンプロンがドラッグレースのクラッシュで骨折し、車を止めるためのパラシュートを作り出した事から始まり、その後、アメリカのレースシーンにおいて安全な装備やウェアを提供するようになった。
現在も 4輪、2輪ともに、ウェアに限らず、シートベルトやヘルメットなどを全世界に展開している。
とにかく大きめのメーカーロゴが目立つデザインが多いメーカー。
ものの良し悪しよりも、ロゴを着るという感じか?
着ていると目立つし、バイクによってはそれなりに格好良いと思う。
個人的には「YeLLOW CORN」のアメリカ版という印象?
KADOYA
1935年、東京浅草でオーダーメイドの皮服店として創業され、戦後にモーターサイクルの世界に進出したメーカー。
1980年代のレースブームの中で数多くのレーサーをサポートし、開発を重ね「ストリート」へ技術を還元する事で、バイク乗りからの信頼を得た。
KADOYA と言えば革製品で、アフターの仕組みもしっかりしている。
値段は決して安いとは言えないが、一生モノとして購入するなら検討したいメーカーかも?
最後に
私は夏に大型二輪の免許を取りに行きました。
教習所通い用にあまり調査をせずに、コミネのフルメッシュジャケットを購入しました。
その後、フルメッシュの期間は非常に短いという事に気付き、3シーズンジャケットを購入。
そしてこれから冬支度です。
自分なりに調査をした結果、予算を度外視して必要なラインナップを考えました。
3シーズンジャケット
フルメッシュジャケット
冬用ジャケット
革ジャケット
3シーズンジャケットは、どのくらいの寒さまでインナーで調整できるか、これから実践します。
しかし、生地の薄さを見る限りでは、真冬は厳しいと思われます。
冬用ジャケットと革ジャケットの両方が必要かは、予算次第です。
やはり、格好良い革ジャンでバイクに乗りたいので、秋口~初冬、春先用に革ジャンは欲しいところです。
予算を考えると、フルメッシュ、3シーズンジャケットはコミネ、冬用ジャケットと革ジャンは好みのメーカーのものを選べば良いのでは?
フルメッシュジャケットは、バイクをおりた瞬間脱ぐので、安いもので問題なしです。
今のところ、3シーズンジャケットもバイクを降りた瞬間に脱いで、バイクに放置してます。
冬用ジャケット、革ジャンは着たまま歩くケースがほとんどだと思います。
街中でも着たまま歩ける、ファッショナブルなものを選ぶのがおしゃれなライダーかな?
ちなみに私は、着るものを自由に選びたい時用にインナープロテクターを準備しています。( ↓ こういうやつ)
私の乗り方なら、コケたりする事は殆どないとは思いますが、可能性がゼロではありません。
せっかくのバイクライフを楽しく過ごすためにも、最低限の装備でバイクに乗る事を心がけましょう。