最近、リターンライダーというのが増えているようです。
特に家庭の事情でバイクをやめていたが、40代、50代になってバイクに戻ってくるケースが多い様です。
私も広い意味ではリターンライダーという事になるのですが、ちょっと違います。
私の場合は 18歳の時に、普通自動車と中型二輪免許を同時に取得しました。
と同時に、自動車と 250cc のバイクを同時に購入しました。
最初の数ヶ月はバイクもそれなりに乗っていまいしたが、次第に自動車しか乗らなくなりました。
なので、実際のバイク運転歴は数ヶ月、しかも殆ど近距離のみというのが実態です。
こんな私が小さい頃からの夢である 750cc を運転すべくリターンライダーになります。
最初の悩みはバイク選び。
実際の私の経験を踏まえて解説してみようと思います。
バイクの選び方
リターンライダーになる人達には何か理由があるはずです。
私の場合は、
「憧れのハーレーに乗りたい!」
これだけでした。
今回はこの目的を達成すべく大型自動二輪教習を始めたわけです。
大型自動二輪教習を始めて感じたこと。
「中型とパワーがぜんぜん違う。」
バイクに乗っていたのが 25 年前で、しかも 250cc でしたので比較して良いかどうかはわかりませんが、まずはパワーの差に愕然としました。
次に感じたこと。
「バイクの運転、特に Uターンって難しい。」
中型自動二輪の免許を取得した際には難しいと感じた記憶はありません。
こう感じたのは、慣れと年齢からくる様々な衰えなのかもしれません。
もともとハーレーに乗るのが目標だったのに…。
こんな状況でふと頭をよぎったのは、
「最初は中古の中型自動二輪を買って、バイクの練習をしようかな?」
こう思ってしまうのは金額の問題もあります。
150 万円以上のハーレーをいきなり倒したくないですよね。
また、バイクライフのスタイルの違いもあります。
アメリカンスタイルのハーレーで運転技術を習得できるのか?
私も悩みに悩み、そして出した結論は…。
「初志貫徹!」
自分の行動のきっかけになった思いを変えるときっと後悔します。
私は、憧れのハーレーを買って、なおかつ運転技術をも磨くことにしました。
排気量について
大型自動二輪免許を取得するとどんな排気量でも運転できるようになります。
ハーレーに乗りたい、750cc に乗りたいなどの思いがあれば悩まないでしょう?
ただ、あまりこだわりのない人は排気量で迷うと思います。
そんな時は、それぞれの特徴を見て自分に合ったものを選びましょう。
250cc
– 維持費が安い
一番大きいのは車検がないこと。税金の面でもメリットがあります。
– 燃費が良い
車種にもよりますが、30km/L 以上なんて車種もあります。
– 車体が軽い
重量が軽くコンパクトなので取り回しが楽です。
400cc
– 丁度良いパワー
国内を走る分には十分なパワーを備えています。
– アクセルワークが楽しい
大型ではなかなか機会がない、アクセルを開ける楽しみがあります。
750cc ~
– 圧倒的な存在感
とにかく大きくて存在感があり、街を走っていると振り向かれます
– 想像外のパワー
中型二輪にはないパワーを体感できます。
– 直線走行の安定性
重さがある分、高速、直進走行が安定します。
私は「ハーレー 」に乗りたいがためにリターンライダーになりました。
そして、主にロングツーリングを楽しみたいと思っています。
すると、それに合った排気量としては 750cc 以上という事になります。
上記から ハーレー & 750cc 以上が私の選択肢です。
バイクのタイプ(種類)について
バイクには様々なタイプがあります。
自分のバイクライフと好みにあったタイプを選択しましょう。
スポーツ/レーサーレプリカ
サーキットでの走行を重視しているタイプで、峠をガンガン攻めるようなライダー向けです。
ツアラー
ツーリングを意識したフルカウルバイクで、ネイキッドにフルカウルを装備したものが多いです。
ネイキッド
いわゆるオーソドックスなライトむき出しのバイクです。十分な性能に加えて乗車姿勢も楽なので、オールマイティに幅広く使えます。
オフロード&モタード
舗装されていない荒れた道や林道を走るために設計されたのがオフロードで、オフロードバイクにオンロードタイヤを装備したのがモタードです。
アメリカン
ネイキッドと並び有名なタイプで、アメリカの広大な道をゆったりと走るように設計されているのでロングツーリングに向いています。アメリカンは日本固有の呼び名で世界的にはクルーザーと呼ばれます。
ビッグスクーター
原付の利便性にパワーを合わせて究極の楽チンバイクです。
私のバイク目的は、街乗り、ロングツーリングになります。
ツアラー、アメリカン、ネイキッドのいずれかから選択する事になるでしょう。
最後に
50代、バイク初心者のバイク選びについて考えてきました。
若い頃とは違い、それなりに財力もあるので、選択肢の幅が広がります。
選択の幅が広い分、悩みも多くなるでしょう。
私が出した結論は、
「自分のバイクライフに合わせて、妥協せずに、最初に欲しいと思ったバイクとその他の候補を最終比較して決定する!」
という事です。
「妥協せず」、「最初に欲しいと思ったバイク」
という部分が重要です。
安い買い物ではないので、「最初は…で」という考えが浮かんできます。
その考えには既に買い替えの意図が含まれています。
そのパターンで初志を曲げると、多分すぐに後悔します。
そして、「最初に欲しいと思ったバイク」は、いわゆる「一目惚れ」の相手です。
どうしても心の中に残ってしまうものです。
いろいろと検討して他の候補が出てきても、最後は「一目惚れの相手」と比較して決めるのが良いと思います。
ただ、バイクを選んでいる時も楽しい時間です。
実はこの時間が一番楽しい時間なのかもしれません。
いろいろなバイクを見て、悩みの時間もしっかり楽しみましょう。
私の結論は、悩んだ末の最後に参考として思い出して下さい。
私自身が悩んだ結果、何を購入したかは別の機会に紹介したいと思います。