OcleBase – 大容量ファイルの高速転送をエージェントレスで実現 –

ファイル転送の実情

日常業務における効率的なファイル転送は多くの企業の課題となっています。特に画像や映像を取り扱う企業においてはファイル容量、ファイル数の増大に対応する必要性に迫られています。
ファイル転送の課題を解決するソリューションは多く提供されていますが、それぞれ一長一短がありました。

  • クライアント側に専用ソフトをインストールする必要がある
  • ファイルサイズや同時転送ファイル数に制限がある
  • セキュリティに不安がある

また、Box のようなファイル共有専用のオンラインストレージサービスを利用する方法もありますが、完成したサービスでは業務ワークフローに組み込むのが難しいという問題もあります。

OcleBase とは

OcleBase は OCLE – Optimization for Client-Less Environment(クライアントレス環境の最適化)テクノロジーに基づいた大容量ファイルの高速転送機能や AWS S3 などのクラウドストレージへのファイル格納機能を提供するソフトウェアモジュールです。ユーザーは OcleBase をサーバーにインストールし、Web アプリのソースを若干修正するだけで大容量ファイルの高速アップロード/ダウンロード環境を構築することができます。

OcleBase には以下の特徴があります。

  • 独自プロトコル/転送エンジンにより数10GB 〜 数100GB といった大容量ファイル、数1000個といった多数のファイルの高速伝送が可能
  • オンプレミスのストレージだけでなく、Amazon S3、Azure Blob Storage などのメジャーなクラウドストレージへ直接アップロードが可能
    ※ 対応ストレージ
    Amazon S3、Azure Blob Storage、Google Cloud Platform(Firebase Cloud Storage)、Wasabi
  • WebサービスとWeb hook、Web API により疎結合する形式のため Webアプリのユーザーインターフェースを変更することなく簡単にシステムへの組み込みが可能
  • 最新の HTML5 に準拠しているためパソコンだけでなく、スマートフォンやタブレットでの利用が可能

参考動画

1GB のファイルを 4 秒でアップロード

② 多数ファイルのアップロード

③ Amazon S3 へのファイルアップロード

まとめ

OcleBase は日本テレビ放送網様のバラエティー番組等の制作フローをクラウド上で一元化するシステム「Alligator」のファイル転送ソフトウェアとして採用されています。
OcleBase によりインターネットが接続できる環境であればどこからでも、汎用 Web ブラウザを使用した映像素材の高速アップロード/ダウンロードが実現されました。
日本テレビ放送網様以外にもいくつかの放送局でも採用されています。

また、放送局やポストプロダクションなどのメディア&エンターテインメント分野だけでなく、製造業の DAE や映像を用いた AI アプリケーションの開発など、様々の分野での活用が予想されます。
OcleBase を利用することで、容量の大きなファイル、多数のファイルの転送が必須な業務における転送待ち時間が削減でき、業務フロー改善の実現が可能となります。

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